こんばんは
今回からは相鉄現行ダイヤに存在する意味不明な運用について紹介します。第1回は「直通しない直通車運用」、土休日92G・93Gです。


今回改正で東急東横線・副都心線に直通する相鉄20000系の運用は91G~95Gに振り分けられました。平日では5運用中4運用が終日稼働で、相鉄横浜へ行く間合い運用は出庫絡みで各運用1,2本あるかないかでほとんどが直通運用となっています。

ですが土休日はそんなに本数がいらないことから間合い運用が増えたり終日稼働も3本のみとなっているのですが、その結果生まれたのが「直通しない直通車運用」です。

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まず92Gですが、

各停6700 湘南台 5:00→5:45 横浜
回送9319 西横浜 5:59←5:56 横浜

の2行路のみです。なんと各停で湘南台から横浜まで行ったらその日の営業運転は終わり、西横浜へ回送されてその日の運用が終わります。

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朝6時前に西横浜へ回送された後は翌朝まで出てこないので約24時間入庫することになります。こういう片道運用は相鉄にはよくある(なんなら厚木-かしわ台を回送で1往復するだけの運用まである)のでそんなに珍しくもないのですが、これが直通車の運用とは…


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続いて93G。

回送9302 西横浜 5:27→5:29 横浜
各停6005 海老名 6:24←5:42 横浜
快速2010 海老名 6:30→7:06 横浜
各停7007 西谷 7:23←7:10 横浜
回送9339 かしわ台 7:44←7:23 西谷

回送9419 厚木 22:21←22:04 かしわ台

こちらは西横浜を出庫後、海老名まで一往復した後西谷行きとなり、かしわ台まで回送され夜再び厚木まで回送される運用です。
こちらもよくある朝限定の運用ですが、直通車なのに新横浜はおろか湘南台にすら行きません()

そして相鉄の運用をよく知っている人なら気づいたかもしれませんが、この二つの運用は連続しているので土曜日に92Gに入った編成は翌日日曜日に93Gに入ります。
つまり直通運用に入っているのに2日連続東急に行かないということが起きます。


このような謎運用ができたのは東急直通は平日と土休日に本数の差があるというのがありそうです。

ちなみに目黒線直通運用では入庫や横浜行きが多いものの7運用全てに直通運用があり、JR直通運用では平日と土休日で本数がそんなに変わらないからか土休日でも平日と同じような運用となっていることからこのような珍運用は東横線直通運用のみとなっています。


しばらくはこんな感じで現行ダイヤの珍運用を紹介していきます。次回は50運行についてになると思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。