こんばんは
いよいよ2023年最後の日となりました。ダイヤ改正など相鉄にとって激動の1年となった今年ですが、年の瀬ということで今年の相鉄について振り返っていきます。なお時系列順ではなく撮れていないから書いてない話(新横浜線の臨時列車やゆめが丘)もありますがご了承ください。

・ダイヤ改正
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3月18日にダイヤ改正が行われ羽沢横浜国大-新横浜間の開業と東急線との直通運転が開始しました。今まで絶妙に不便だった新横浜までが近くなった他、東横線・副都心線経由東武東上線小川町、目黒線経由三田線西高島平、目黒線・南北線経由埼玉高速線浦和美園までの直通運転が行われ東京都心へのアクセスが向上しました。
これにより2019年に開業したJR直通線と合わせ全10路線との直通運転となりました。

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相鉄車は和光市・西高島平・浦和美園まで直通。埼玉県内での定期走行は初となりました。
東武東上線への直通は今のところ対応していませんが車両使用料などを考えると難しいですかね…

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一方相鉄線内へは東急車のみが直通し、5050系4000番台・3000系・5080系・3020系の4形式が相鉄線内を走行するように。相鉄横浜を含む相鉄全線を走行し、相鉄線内の車両バリエーションがかなり増えました。

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ダイヤ改正前日には1964年より59年間(準急時代を含めると66年)運行されていた急行が休止に。急行停車駅からの復活要望は多いですがどうなることやら....

・21108,21109×8増備
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2017年度より始まった都心直通のための新車増備もいよいよ終了。今年は21000系2本が製造され全22本の新型車両が出揃いました。

・10704×8のネイビー化
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3年振りに再開された既存車両のネイビー化ですが今年は10704×8の1本のみ。来年以降は10000系を中心に本格化するのでしょうか…

・8000系のライト移設
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一方昨年から塗装変更を行わずライト移設のみをする改造が始まった8000系では残っていた4本の改造が完了。これにより8000系の原形顔は消滅、そして8000系のネイビー化が事実上中止となりました。

・相鉄・東急新横浜線開業記念号
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新横浜線開業を記念して3/18~5/31まで相鉄・東急新横浜線開業記念号が運行されました。20101×10と21102×8の2本にラッピングがされ、ネイビー車へのラッピングは初となります。

・10代目そうにゃんトレイン
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2014年より運行が始まったそうにゃんトレインもいよいよ10代目。今回はトップナンバー11001×10が使用され歴代そうにゃんトレインのデザインが施されています。

・8000系赤帯復活
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6月に行われた相鉄ミステリートレインでは8000系原形顔が消滅間近となったことから8713×10の前面だけ登場時の塗装へ。8月下旬まで運行され相鉄ファンにとっては(気温とともに)アツい夏となりました。

・おかいもの電車ラッピング
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相鉄ジョイナス開業50周年を記念し11002×10がおかいもの電車のラッピング車両へ。10月末~12月末まで運行され、8713×10と同じく前面だけですが20年振りにこの塗装が復活しました。

・2度のJR直通列車池袋延長運転
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山手線渋谷駅の工事に伴い、1月と11月にJR直通列車が池袋駅までの延長運転を行いました。1月ではE233系が相鉄横浜といずみ野線へ、11月には東横線直通池袋行きと連続して運転されていました。
2020年5月の大崎止まり、2021年10月の池袋延長に引き続き4回目の臨時ダイヤでしたがおそらく今回が最後になるようです。

・ホームドア設置
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目黒線車両が転落防止幌を設置していないため整備が進むホームドアですが今年は緑園都市(設置は去年12月)、弥生台、いずみ野、いずみ中央、ゆめが丘、星川、天王町、西横浜、天王町で稼働を開始。工事中の海老名を除く平沼橋、和田町、上星川も今年度中の設置が予定されているため新車増備と共にホームドア整備も終わりに差し掛かりました。

・鶴ヶ峰駅周辺の地下化工事開始
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2033年の完成に向け今年から鶴ヶ峰駅付近の連続立体交差化工事が本格化。西谷-二俣川間の線路脇や鶴ヶ峰駅バスロータリーでは作業ヤードの建設が始まっています。



今年は東急直通という大きな話題がありここ数年で一番変化の大きい年となりました。多彩な東急車や行先の列車が走るようになった一方で長年親しまれてきた8000系原形顔や急行が消滅するなど車両や運行形態の意味での変化が一番大きいように感じます。
今後しばらくは車両の置き換えや運行形態の大幅な変更はないものの、ネイビー化の再開や鶴ヶ峰の地下化などまだまだ変貌を遂げることとなる相鉄。来年以降とその動向に注目したいですね。

来年も今年と変わらず相鉄の動向などを追いかけていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。

それでは皆様、よいお年を。